【小売店飲食店の開業】原価計算なんて必要ない?今さら聞けない3つのメリット
「原価計算なんて必要ない。売上さえ伸ばせばそれでいい。」とお考えではありませんか?もし店舗経営に原価計算を取り入れれば、もっと効率よく売上を伸ばすことができるようになります。
今回は店舗経営における原価計算の今さら聞けない3つのメリットをご紹介します。
これで消費税の増税や社会情勢にも負けない経営力の強化が可能となります。
|-売れ筋商品が分かるようになる
|-在庫リスクを減らすことができる
まとめ
|-達成すべき売上ラインが分かる
店舗経営に原価計算を活用すれば、「達成すべき売上ライン」が分かるようになります。
もちろん原価計算を取り入れなくても、テナント賃貸料や食材原価を回収すれば利益が出始めるということを感覚として意識されていらっしゃるかと思いますが、その感覚を実際に数字に落とし込むことで売上目標がより具体的になる効果があります。
また、原価計算をすることによって「闇雲に販売すればいい」という考えから「粗利益の多い商品を積極的に販売しよう」という考えにシフトする効果もあるため、利益の確保とそのシミュレーションが容易になります。
言い換えれば、売上目標が定めないまま経営を続けることは利益のコントロールを手放すことになるため、不測の事態に対応することができずいつまでたっても売上が安定しないという結果を招いてしまうのです。
|-売れ筋商品が分かるようになる
原価計算をすればABC分析ができるようになるため、売れ筋商品と死筋商品を見極めることが可能となります。
売れ筋商品と死筋商品の見極めができないまま「ただ売上を伸ばせばいい」というお考えで店舗経営されている場合、いくら販売しても繁盛しないということになりかねません。
もし売れ筋商品と死筋商品の見極めができれば、死筋商品をメニューから外して売れ筋商品を目立たせたりおすすめメニューとして提案したりすることが可能となるため、売上改善の効果を期待することができるようになります。
|-在庫リスクを減らすことができる
安定した店舗経営をするためには、適正在庫を導くことも重要なポイントとなります。
もし仕入れの読みを間違えて在庫過多になってしまうと、保管スペースが必要となるだけでなく資金繰りの悪化につながるリスクを抱えることになります。
しかし在庫を極端に減らしすぎると、売り切れによる機会損失が発生する可能性も高くなります。
そのため、日ごろから原価計算をしていれば在庫管理がしやすくなり、結果として適正在庫を導くことが可能となるのです。
まとめ
店舗経営に原価計算を取り入れることで、経営状況を細かく分析することが可能となります。
現状を把握することで改善すべき内容が明らかになるため、次に何をするべきか最善の一手を打つことができるようになります。
消費税の増税や不況に負けない力を身につけるには、経営力を強化することが必要不可欠です。
そしてそのための方法の1つが、今回ご紹介した原価計算なのです。
「実際に原価計算をしたいけれど、何をどのようにすればいいのか分からない」という店舗経営者の方は、起業や開業、会社設立に強い税理士へ相談してみてはいかがでしょうか。
店舗の経営状況に応じて、必要なサポートと的確なアドバイスを受けることが可能となります。
原価計算をしてみたいと思ったら当事務所まで、まずはメールやお電話でお気軽にご相談ください。
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